WJ工法は、ウォータージェットポンプで発生させた超高圧水をノズルにより整流し噴射させることで、コンクリートのはつり、表面処理、塗膜除去等の作業を行なう工法です。
WJ工法は、打撃破壊による従来工法とは異なり、超高圧水のエネルギーやその作用によりコンクリートを破壊するため、以下のような特長があります。
|
|
|
|
橋梁床版下面劣化部のはつり除去 |
農業用水路ライニングの下地処理 |
コンクリート舗装が磨耗しているため、スリップ事故が多発。WJにより舗装面を目粗しを行い、滑り抵抗値の向上を図ります。
トンネル内コンクリート舗装の すべり抵抗値回復 |
処理後の試験により 滑り抵抗値の向上を確認 |
塗料がこぼれ汚れたグルービング舗装 |
WJで塗膜除去 |
グルービングを傷めずに塗料を除去 |
||
建築物外壁の吹付けタイルの除去 |
上:WJ処理後 |
※上記以外にも、コンクリートの保護塗装や塩害塗装及び金属塗装の除去が可能です。
従来工法と比較し、品質向上(舗装を傷めない)と渋滞緩和(作業速度が早い)が期待できます。
排水性舗装のライン除去 |
舗装を傷めずきれいに除去 |
空港滑走路のライン除去 |
※排水性舗装においては、従来工法で困難であった、空隙内部に入った塗膜の除去が舗装を傷めることなくできるので、特に効果を発揮します。
これまでは、標識のレイアウト変更の際は、標識板を丸ごと新品に交換していましたが、WJで表面のシートを剥がし、新しいシートに貼り替えることで、基盤のアルミ板を再利用できます。
レイアウト変更が必要な標識板 |
専用装置による標識板シートの除去 |
処理完了、新しいシートを貼ります |